弊社は創業明治7年、とび職の専門工事業者です。 140年の歴史を持ち、自信と誇りを持ってとび職人を育て、社会に貢献できる人材を育てています。
とび職というのは、決して機械に替えることのできない重要な職種で、足場を組んだり鉄骨を建てたり 主に建物の躯体を作る仕事です。
主な取引先は、鹿島建設(株)、竹中工務店(株)、TSUCHIYA(株)、(株)中村工業などの大手ゼネコンの第一次下請業者として仕事をしています。
弊社は、従来の職人イメージを払拭するために安心・安定した生活ができ、人生の未来設計がしやすいように、建設業界の中でも先がけて月給制度を採用しております。
モノづくりをする職人の仕事を、最適な環境でサポートしていく会社作りに努めています。
現代のとび職はプロフェッショナルとしての高い意識や知識・スキル等の実力が求められる職業です。数々の現場経験を踏むことで形成された自らの実力が、建設業界における自分の市場価値を高め、収入や評価につながるため、「自分の腕で食べていける」という実感を持つことができます。また、伊藤組が携わる建物のほとんどが大規模なもので、そのスケール感や達成感は製造業などにはない魅力です。
新卒者に対しては入社後、段階的な研修とOJTにより、職人としての実力を伸ばせる教育体制を用意しています。入社後まず基礎研修として当社木曽岬機材センターにて足場に使う材料等の名称や基本的な組み方について学びます。 その後、実際の現場に配属され、配属先で実際に仕事をしながら実力をつけていきます。
建設業において事故の撲滅は絶対的な重要事項であるため、安全研修・安全講習については年間計画に従って定期的に行うことで、個人とチームの安全意識を高める安全教育を行っています。 希望者には技能五輪(とび職種)で入賞を目指すための指導と練習場も提供しており、ここで実力をつけ、過去に入賞を果たした社員もいます。 また、職人としてキャリアを積んでいくうえで必要となる各種資格取得受験料を全額会社が負担しています。 このように、伊藤組では職人としてのキャリアを積み、職業人としての価値を高める意思のある人材に対して様々な教育機会を提供しています。
今後は、これらの教育体制に加え、国土交通省が建設技能者の適性な評価や優秀な担い手の育成のために整備している建設キャリアアップシステム※の導入を進め、これに準じた社内教育システムを整備していきます。
※建設キャリアアップシステム 建設業において現場を担う技能者の経験と技能に関する情報(就業履歴や保有資格等)を業界統一のルールで蓄積し、適切な評価と処遇の改善、技能の研鑽につなげ、若手入職者に将来のキャリアパスを目に見える形で示していくためのシステムであり、国土交通省を中心に官民一体で整備が進められています。
木曽岬の当社専用施設にて実技研修
当社の技能職は入社後一定の経験を積み、実力をつけた後、本人の希望や適性を考慮して複数のキャリアパスから自分に合ったものを選択できるキャリアプランを用意しています。
入社後は技能職として一定期間(3~5年)建設現場に関する経験を積みます。その後、現場中心の仕事を続け、プロの職人としてのキャリアを歩み続け職長を目指すキャリアパス、職人としての現場経験を活かし、原価管理、工程管理、安全管理、品質管理、施工計画に携わり、現場を管理する施工管理者を目指すキャリアパス、建設現場で使用する多種多様な建設資材を管理し、必要なタイミングで必要な数を現場に届ける物流管理に携わるキャリアパスの中から選択して、専門性を磨いていきます。
このように複数のキャリアパスを用意することで、社員の能力や適性を活かしながら専門性を磨くと同時に、長く安定して働くことができる環境を用意しています。
保護者様からのお問い合わせも大歓迎です。当社へお電話・メールでご連絡いただき、ご回答いたします。ご希望者様には、社内見学・会社説明会の同席も可能です。ご遠慮無くお問い合わせください。