新卒座談会

高校を卒業し、新卒として伊藤組に入社をした
小出さんと後藤さん。
今回は、入社後半年を経過したので実際の現場のことや
社会人になった後のプライベートのことまでざっくばらんに話を聞いてみました。
※2019年の記事のため、小出・後藤は2019年新卒入社です。

小出さん

小出さん

後藤さん

後藤さん

  1. 社会人になられて半年経ちましたが、お仕事はどうでしょうか?

    だいぶ仕事に慣れてきました。

    もともと早く働きたくてうずうずしていましたが、現場に入ることでよりやりたいことが明確になってきました。今はかなり大きめの外部足場をやりたいです。昇るための足場ばかりなので、もっと達成感ある足場を作りたいですね。

    ぼくも同じです。フュージョン足場が多かったんで、もっと大きな足場をやりたいです。足場の種類がたくさんあるので、最新式の足場を組みたいなと。技術の進化があり、東京で主流になっている足場にトライしていきたいです。東京は進んでいますが、東海では伊藤組が大きめの企業なのできっとトライできる日は近いと信じています。

  2. 内定が出てから社会人になるまで、どんなことをしていましたか?

    筋トレ、早起き(笑)
    腕立てとかがメインでした。早起きは頑張りましたが、他は普通の学生生活を送っていました。

  3. 働く前と働いた後のギャップはありましたか?

    時間に対してすごく厳しくなりました。具体的には時間を守るようになりました。社会人としての自覚かもしれないですね。昔は友人との待ち合わせや学校の行事でもちょっとの遅刻ならいいやと思っていましたが、今ではそれがないです。

    ミスとかないように、気を張るようになりました。公私共にミスは気をつけています。ある意味、職業病かもしれません。おかげで何事にもメリハリがつくようになりました。また、次の日を気にして寝るようにもなりました。

  4. 社会人になって半年、気持ちの変化はありましたか?

    4月に社会人になってからはずっと変わらないですね。休日も仕事のことを考えています。日曜に遊んでいても、夜には次の日に備えて月曜日の仕事パフォーマンスへの影響を考えます。これが正しい19歳の過ごし方かはわかりませんが…(笑)

    ぼくは真逆で、平日と休日の振り幅がすごいです。仕事ない日はだらけきっていますね(笑)と言っても、だらけるというのは、仕事を抜きにして友達と遊ぶことのことですが、高校生の頃はこんな考えはなかったです。今まではメリハリつけて遊ぶことがなかったので。ぼくは昔からアウトドア派なので外に出るようにしています。もちろん連休は遊びまくりますし、金曜土曜の夜は寝ないくらいに遊びます(笑)それでも小出さんと同じで、日曜夜には次の日に備えて早く寝ています。

  5. 伊藤組の新入社員研修はどうでしたか?

    3日間あって、基本材料の名前と組み方を教えてもらいました。番線の結び方を教えてもらいました。(番線:建設現場で使用する物と物を結ぶもの)

    研修の様子は全くピリピリしてなかったですよ(笑)一つ上の先輩が楽しく教えてくれたので、建設業界の一般的なイメージとはかけ離れているくらい、全く厳しい感じはなかったです。研修は和気あいあいとしていました。内容は仕事の技術研修がほぼ全てです。桑名郡木曽岬町にある伊藤組の機材センターを使って、簡単な足場組もしました。今振り返ると、やはり現場にはかなわないですが、研修をしたことで現場で本当に助かりました。

  6. それぞれの現在の仕事を教えてください。

    基本的には足場組がメインです。誰もが知っている有名な施設や建物が多いため広い現場が多いです。関連企業の職人さんなど、みなさんが働きやすい環境づくりをしています。

    ローリング式の足場をばらしたり、他の業者さんに迷惑にならないような環境づくりをしています。小出さんと同じですね。ぼくも誰もが知っている施設を担当しているので、完成がものすごく楽しみです!早く遊びに行きたいですね!(笑)

    余談ですが、仕事は本当に筋トレになりますよ!筋トレが全く必要ないです!

    確かに!ぼくは社会人になって6kg痩せました!脂肪が筋肉に変わって6kg減量できているので、相当効果は高いはずです(笑)

  7. 鳶職や現場仕事への意識は変わりましたか?

    高校のときは鳶職はイメージ悪いと思ってました…しかし、今の職長さんや周りの人達が良いので仕事がしやすいです。勤め始めてからはガラが悪いイメージは全くないです。企業風土にもよるかもしれませんが、ぼくはこの業界に飛び込んで良かったと思っています。高校時代は何も知らずに鳶を選びましたが、入ってみたら違いました。仕事は結構厳しいですが、ぬるいよりは絶対に良い。心身ともに成長に繋がる環境です。

    鳶職に対して、もっと適当にやっているんだろうなと思ってました(笑)でも実際は、ミリ単位で考えて仕事をしています。たぶんこの記事を読んでいらっしゃる方の想像以上に細かい仕事だと思います。というのも、伊藤組の方針がかなり厳しいです…(笑)だからこそ、伊藤組で鳶職をしていることが自分の自信にも繋がっているので業種や会社含めて良い環境だと思っています!

  8. 仕事場の雰囲気はどうですか?

    仕事の時はみんな集中しています。しかし、休憩になると和気あいあいと雑談があるため、メリハリがある職場だと思います。当たり前ですが、仕事は厳しく、プライベートは優しいです。人が嫌だとは思わないです。今は仕事を覚えたてなのでまだまだですが、それでも楽しさを見出しています。

    作業中は思った以上に楽しいです。みんな笑っていますね。小出さんとは逆かも(笑)入社前の想像以上に楽しいですね。休憩はしっかりと休ませてくれますし。暑い日はみんなで休憩しています。お世辞なく、ブラックな職場環境ではないです。残業がある日もありますが、残業になりそうな時はみんなで一緒に全力で早く終わらせます(笑)個人的にとても嬉しいのは、先輩がしっかり指導してくれるのでとても勉強になることですね。日々の技術的な成長が、鳶職のやりがいにも繋がっています。

  9. 仕事始まってから学校には行きましたか?

    行ってないです。忙しくて…

    あと、お世話になっている先生が今年でやめてしまったので…(笑)

  10. 勤務を始めて良かったことを教えてください。

    毎日、気持ちが引き締まります。学生の頃と比べて、気持ちの持ちようは全く変わります。ぼくでも早起きができるようになりました(笑)

    6kgも痩せました(笑)筋肉がつきました!早起きができるようになりました(笑)身体が自然に目覚めるようになり、体力がついたことも良かったです。

  11. 日々の残業について教えてください。

    7月が多かったです。20時間位はあったはず。長くて1日1時間半くらいの残業です。それでも世間で話題になるほどの残業があるわけでもないので、そこまで負担にはなっていないです。残業していても毎日の睡眠時間は7時間前後確保できていますし。

    後藤さんと違って、ぼくは残業ほぼないです。1ヶ月で1時間あるかどうかですね。今の現場の完成が迫っているわけではないということもありますが。だいたいが17時には現場終わっています。

  12. 反対に厳しかったことを教えてください。

    早起きが厳しかったです。特に慣れるまでつらかったです…日々の仕事も厳しいときは厳しいです。でも、理不尽な厳しさとかではないので自分のためになりますし、先輩方は優しいので早く追いつきたいと思います。

    仕事のことですが、バラシ中に資材を下に渡していく時、絶対に落とさないとか完成物を傷つけないとか細かな気遣いは必要ですね。こういった厳しさはあります。

  13. 休日はどのようなことをしていますか?

    ライブに行ってます!ヒップホップやEDMとか、常滑のライブが多いです。

    高校の友人を連れて自然巡りの旅に出ています。卒業してからも付き合ってもらえる友人は本当にいいですね。土日休みが一緒だということも嬉しいです。

  14. 最後に、学生へ一言お願いします。

    自分のやりたいことをやることと、目標設定をして自分の将来をイメージしていくと良いです。目標があればやる気が違うので目標を持っていただくといいです。ぼくの目標は伊藤組で職長になって、愛知県で1番の職長になること。次は日本一。誰でも知っている鳶職人になることです。

    自分がやりたい仕事をするべきです。楽しくなかったら仕事は続かないので、楽しめそうな仕事を探してください。ぼくは現場に入り、鳶が楽しいのでとても良かったです。きっと楽しめる仕事が見つかりますので、色んな会社を見てみてください。